宮竹貴久教授 昆虫の「死んだふり」の研究で何が分かったの?【探求の階段】

探求の階段

岡山大学の昆虫学者 宮竹貴久教授は、25年以上、生物の「死んだふり」の研究をされているそうです。

2023年1月5日(木)夜10時58分から11時6分まで、テレビ東京で放送される番組「探求の階段」に登場です。

なぜ「死んだふり」の研究を始めたのか、その結果どんなことが分かったのかなど気になって調べてみました。

皆さんもご一緒に確認していきましょう。

 

 

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なぜ「死んだふり」の研究を始めたの?

死んだふり」が、生物の生存にとって本当に有利なのか?

 

宮竹貴久教授は、サツマイモを食べる害虫のアリモドキゾウムシの根絶事業に取り組んでいました。

その研究を続けている時に、その虫をつついてみるとその多くが「死んだふり」をすることが分かりました。

 

死んだふり」?それってどうなの、、、

 

このことについてデータを用いた研究を、今まで誰一人やっていませんでした。

その研究を「世界の誰もやっていなんだったら、じゃあ僕がやろう!」ということから始まりました。

その時世界初の「死んだふり」の研究は始まりました。

 

子供の頃多くの子たちは、虫を見つけたら棒でつついたと思います。

私も昆虫の死んだふりは知っていました。

でもそれを研究しようとは思いませんでしたし、多くの人がそうだったはずです。

 

ダーウィンやファーブルも「死んだふり」について記しているそうです。

大物たちがやらなかった方ことを、自分がやろうと思ったっていうことが宮竹貴久教授の本当に素晴らしいところですね。

 

 

宮竹貴久教授は1962年生まれですので、25年前は35歳です。

その時始めた研究の結果が、欧米の教科書に10編も引用されています。

 

25年の研究で、どんなことが分かってきたのでしょう、、、

 

 

 

出典:YouTube

 

 

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「死んだふり」の研究で何が分かったの?

生物が敵に襲われた時に見せる「死んだふり」をするのは、昆虫だけではないそうです。

豚、鶏、カエル、ヘビなど多くの生物も「死んだふり」をするそうです。

人も熊の前では「死んだふり」をするといわれています、、、

 

宮竹貴久教授は、研究のために昆虫のコクヌストモドキ(体長3mm)の力を借りることになります。

まずは「死んだふり」をしやすいコクヌストモドキと、しにくいものとをグループ分けします。

次にそれぞれのグループ内のオスとメスを10世代交配させます。

そうすると長時間「死んだふり」をするグループ「ロング系統」と、ほとんどしないグループ「ショート系統」ができあがります。

 

コクヌストモドキにはクモとアダンソンハエトリという天敵がいます。

天敵に出会ったコクヌストモドキのうち「ロング系統」の方が「ショート系統」よりも生存率が高いことが分かったそうです。

ただ、「ロング系統」は繁殖率が良くないのだそうです。

死んだふり」=「動かないタイプ」なのだそうで、そもそも異性と出会う機会すら少なくなってしまうようです。

 

現在は、「死んだふり」をする生物の脳内で何が起きているかを研究しています。

脳内の神経伝達物質であるドーパミンの量が増えると「死んだふり」の持続時間が短くなり、欠乏すると生物に運動障害が起きることを発見されています。

人間の運動障害の対策に応用可能かどうかが、研究のテーマとなっているそうです。

 

ここまで発展した研究ですが、皿とストップウォッチがあれば始められるのだそうです。

最初は、アフターファイブや休日を利用して始めたそうです。

宮竹貴久教授によれば、面白がって研究を続けてきたから発展してきたのだそうです。

本当に面白くなければ、長続きしませんよね、、、

 

研究結果だけでなく、生き方までも宮竹貴久教授に学ぶことは多いようです。

 

コクヌストモドキ(体長3mm)の「死んだふり」

出典:YouTube

 

 

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宮竹貴久教授のプロフィールや著書は?

名前:宮竹貴久

生年月日:1962年2月22日

出身:大阪府茨木市

学歴:九州大学大学院理学研究科・理学博士学位取得 琉球大学農学部農学科卒業 高槻高等学校卒業 高槻中学校卒業

職歴:岡山大学教授 元ロンドン大学生物学部客員研究員 元沖縄県職員

twitter:宮竹貴久公式

 

 

著書

  • 『「死んだふり」で生きのびる:生き物たちの奇妙な戦略』(岩波科学ライブラリー)岩波書店 2022.9 ISBN 978-4-0002-9714-1
  • 『世界自然遺産やんばる 希少生物の宝庫・沖縄島北部』共著、朝日新書 2021.7 ISBN 978-4-02-295075-8
  • 『したがるオスと嫌がるメスの生物学』集英社新書 2018.2 ISBN 978-4-08-721021-7
  • 『生命の不思議に挑んだ科学者たち』 山川出版社 2015.1 ISBN 978-4-634-15070-6
  • 『「先送り」は生物学的に正しい 究極の生き残る技術』 講談社+α新書 2014.3 ISBN 978-4-06-272839-3
  • 『昆虫生態学』 共著、朝倉書店 2014.3
  • 『行動生態学』 日本生態学会編 分担執筆 共立出版 2012.6
  • 『恋するオスが進化する』 KADOKAWAメディアファクトリー新書、2011.10 ISBN 978-4-8401-4276-2
  • 『時間のすみわけによる生殖隔離、清水勇・大石正 編「リズム生態学」体内時計の多様性とその生態機能』 東海大学出版会、2009
  • 『ウリミバエの体内時計を管理せよ! -大量増殖昆虫の遺伝的虫室管理- 伊藤嘉昭編「不妊虫放飼法:侵入害虫根絶の技術」』 海遊舎、2008

出典:wikipedia

 

死んだふりで有名なのがオボッサム(フクロネズミ)。英語で「play opossum」といえば、「死んだふりをする、とぼける、タヌキ寝入りする」という意味で使われる。

 

出典:リクルートワークス研究所

 

 

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