トヨタから2022年8月23日新型「シエンタ」が発売されました。モデルチェンジして、旧型よりも走りも装備も進化しました。デザインも一新されて、令和のファンカーゴとして、可愛いと評判です。
ところが璧に瑕(たまにきず)、電動パーキングブレーキが装備されていないというのです。そのため街中での便利な機能 オートブレーキホールドのボタンが付いていません。ただ動画の【ワンソクTube】2022/09/07【新型シエンタ HYBRID Z試乗!】…を見ていたら裏技があると言うんです。
そこでトヨタ新型「シエンタ」の停止保持機能のことが気になって調べてみました。みなさんもご一緒に確認していきましょう。
トヨタ新型「シエンタ」停止保持機能を働かせるには?
トヨタ新型「シエンタ」には全車速追従機能付レーダークルーズコントロールが標準装備されています。そして上級グレードの「Z」のハイブリッドとE-Fourには、全車速追従機能付レーダークルーズコントロール(停止保持機能付)が装備されています。
停止保持機能が働いている時、オートブレーキホールドと同じように、ブレーキペダルから足を離していても車は止まったままです。エレクトロシフトマチック(電子式シフトレバー)のため、自動的にパーキングの状態になるからだそうです。
電動パーキングブレーキが付いていなくても、停止保持機能があります。このときブレーキランプは点灯したままです。そして、アクセルを軽く一踏みすると車が走り出します。
走っている時はもちろん、ブレーキを踏んで止まっている時にも全車速追従機能付レーダークルーズコントロールを「ON」にすることができます。そのとき「停止保持中」の文字がインパネに現れて、停止保持機能が働きます。
ですので、その時ブレーキペダルから足を離してもブレーキはかけられたそのままで、ブレーキランプが点灯したままです。
それができるのは、「ワンソクTube」さんの動画(2022/09/07【新型シエンタ HYBRID Z試乗!】…)では、「前に車がいる時」と仰っています。ただ、別の動画でそれを訂正しておられます。
その動画(下)は、YouTubeの【新型シエンタハイブリッドZ E-Four試乗】フリードと比較して決定的な違いとは? 旧型シエンタと比較試乗して驚いた! | TOYOTA SIENTA HYBRID Z E-FOUR 2022です。
「車好き女子WRX S4」さんの動画(下)でも、スタートボタンを押して、車が停止しているときにエレクトロシフトマチックをDレンジに入れた状態で、全車速追従機能付レーダークルーズコントロールを「ON」にするとインパネに「停止保持中」の表示が出ます。
インパネにブレーキランプ点灯中の赤いランプが表示されて、リアのブレーキランプも点きます。どうも前に車がいなくても停止保持機能は働くようですので、オートブレーキホールドと同じような状態になります。
【新型シエンタハイブリッドZ E-Four試乗】フリードと比較して決定的な違いとは? 旧型シエンタと比較試乗して驚いた! | TOYOTA SIENTA HYBRID Z E-FOUR 2022
(裏技については6:30頃からご覧いただけます)
出典:YouTube
高速道路や自動車専用道路で使うのが良いようです、、、
全車速追従機能付レーダークルーズコントロールは、取扱説明書には「高速道路や自動車専用道路で使用してください」と書かれています。一般道でも使えますが、誰も推奨はしていません。
停止している状態で、全車速追従機能付レーダークルーズコントロールを「ON」にすると、停止保持機能が働きます。そしてアクセルを軽く踏んでやると、前車に追従して時速30kmまで加速していきますし、その後は時速30kmを保とうとするなどします。もちろん設定速度の変更はできます。
もし一般道でそれを「ON」にした場合は、停止保持機能が必要でなくなった時、つまり発進の前後に全車速追従機能付レーダークルーズコントロールのボタンを忘れないうちに「OFF(CANSEL)」にした方が良いでしょう。思わぬ誤操作の原因になるかもしれませんので、、、
足をブレーキペダルから離したいとき、後ろに車がいる場合は、足踏み式パーキングブレーキを使ったり、電子式シフトレバーをパーキングにするなどした方が基本的には良いですね。
車好き女子WRX S4さんの新型シエンタの運転支援についての動画(下)です。停止保持機能についても説明があります。
トヨタ新型シエンタの運転支援が進化し過ぎてスバル信者も大ピンチ 車好き女子WRX S4
(説明は1:15頃から始まります)
出典:YouTube
トヨタ新型「シエンタ」は足踏み式パーキングブレーキ、、、
トヨタ新型「シエンタ」は走り、装備、デザイン、CM、どれを取ってもこのクラスのコンパクトミニバンとして満点に近いです。ただ、電動パーキングブレーキの装着がなかったことが、多くの自動車評論家から大変惜しまれています。
電動パーキングブレーキは、ボタンを指で操作すれば、パーキングブレーキがかけられます。新型シエンタは足踏み式パーキングブレーキですので、かけたい時は足を使ってヨイショッと踏み込まねばなりませんし、発進する時には足でヨイショッと踏み込んで解除しなければなりません。
足踏み式のため、信号待ちの時にブレーキペダルから足を離せるオートブレーキホールドのボタンがありません。オートブレーキホールドは通常電動パーキングブレーキと連動されているからです。
他車から新型「シエンタ」への乗り換えで、電動パーキングブレーキを使い慣れている方は、一昔前に戻ったように感じられたり、車のランクが下がってしまったように感じられたりして、抵抗感があるかもしれません。
Totota Compact Car Company TC製品規格 ZP 主査の渋谷友次さんは、次のように仰っています。
「今後のことはみなさんの声を聞きながら考えていきたい」
「お客様のニーズによって改善するのが私どもの使命」
「(電動パーキングブレーキが付く)可能性があります」
出典:YouTube
今後に期待しても良いのでしょうが、どっちとも取れる話し方なのでよくわかりません。ただ物理的に不可能ということではないような感じです。いまや軽自動車にも電動パーキングブレーキがつく時代です。
パーキングブレーキとしては便利ですし、街中で信号で停車した時にオートブレーキホールドで、ペダルから足が離せれば、運転時のストレス軽減になります。
ただ電動パーキングブレーキは、パーキングブレーキをかけたという実感が薄いので操作ボタンやメーターパネル内の表示を確認したり、音を聞いて作動しているかどうか確かめる動作がいります。
足踏み式パーキングブレーキに関しては、パーキングブレーキをかけたという実感が伴いますので、むしろ長所と捉えておけば、それほど気にならなくなるかもしれません。
あなたは電動パーキングブレーキ必須派でしょうか、足踏み式パーキングブレーキ容認派でしょうか、どちらでしょう、、、
【国土交通省】正しく使おうブレーキホールド ~正しい使用方法や注意点について~
出典:YouTube
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