トヨタ新型プリウスが、2022年11月16日13:30に発表されました。
7年ぶりのフルモデルチェンジで、5代目となります。
デザインやパワートレイン、発売日や価格などが気になって調べてみました。
みなさんもご一緒に確認していきましょう。
発売日は?
新型プリウスは今冬発売ということでしたが、2023年1月10日に発売されました。
2.0LハイブリッドPHEVは2023年3月以降に生産が開始されるようです。
12月10日に商談開始とのことです。
商談予約は、11月12日に開始です。
出典:トヨタ
価格は?
先代のプリウスのエントリーモデル「E」グレードは、2,597,000円で、プラグインハイブリッドの上級グレードの「A」プレミアムは、4,010,000円でした。
新型プリウスは、車格がアップしますので大幅に値上げしたいところですが、乗り換え需要を見込んでエントリーモデルは15万円程度の上昇に抑えて、2,750,000円です。、
プラグインハイブリッドの上級グレードは、4,500,000万円程度まで上げざるをえなくなるでしょう。
正式には3月ごろ発表のようです。
ただ、プラグインハイブリッドの補助金が55万円でますので、手の届くところかもしれません。
新型プリウス価格
- 2.0Lハイブリッド
Z: FF370万円 E-Four392万円
G: FF320万円 E-Four342万円
- 1.8Lハイブリッド
X: FF275万円 E-Four297万円
足踏み式パーキングブレーキを電動パーキングブレーキに改善するのはもとより、やはり走行安全のための装備を充実させたいところですので、致し方ないですね。
プロアクティブドライビングアシスト・第三世代トヨタセーフティーセンス採用です。
他車から乗り換えしてもらうためには、重要なことです。
カッコよくなりましたので、本当に一目惚れしてしまいます。
その直感に従っても、後悔させない車だと思います。
デザインだけでなく、装備は充実していて、感動的な走りをするというのですからね。
出典:トヨタ
デザインは?
2022年11月9日・10日・11日に続いて14日にも新型プリウスのものと思われる画像が発表されました。
先代は、デビルマンのようなフロントマスクに大きな前傾姿勢で、発表された当時は賛否が分かれました。
11月16日にワールドプレミアされた新型プリウスのフロントマスクは、今後のTOYOTAのデザインを先取りするようなデザインに見えます。
今後発表が予定されているクラウンスポーツやクラウンエステートのフロントマスクが連想されます。
キーンルックが進化してこのような「コ」の字(ハンマーヘッド)ルックになるようです。
フェラーリ初の4ドア4シーター プロサングエを思わせるような精悍さがあります。
フェンダーにはアーチモールがついて、大きくなったホイールをよりカッコよく見せています。
遠目には、よく売れた2代目プリウスに現代のトレンドを取り入れて、洗練させたようにも見えます。
豊田章男社長が、新型プリウスのデザインを見た第一印象は?「カッコいいね!(That’s cool !)」でした。
グローバルトヨタ デザイン担当シニアゼネラルマネージャーのサイモン ハンスフリーズ氏は、新型プリウスの魅力を5つあげています。
- 美しい… なめらか、力強い、安定している、大胆、シンプル、表面の動きが豊か
- エンジン付きEV… エンジンとモーターのデュアルパワー、PHEVの走行距離の進化
- 驚異のドライビングダイナミクス… 魅力的な運動性能を実現、19インチの大径タイヤ、底重心化、高いボディ剛性
- デジタル化と品質… 12.3インチのセンタースクリーン採用、高い品質、革新的なイルミネーション
- 世界でもっとも効率の良いハイブリッドカー… カーボンニュートラルへの積極的な取り組み、ゼロエミッションへ
そして、新型プリウスを「Commodity コモディティ≒エレクトロニクス製品的 or タクシー的(単に移動の手段)」ではなく「LOVE 愛車」としてユーザーに届けるための挑戦だと締めくくっています。
プリウスはハイブリッドの先駆けとして、普及の先頭に立ってきました。
ハイブリッドの人気が出て、他の車にも浸透していきました。
そのときプリウスの役割の一つは終了しました。
今後の方向性をどうするかという岐路に立った5代目プリウスは、「LOVE 愛車」として所有の喜びの感じられる車として、新しい挑戦をすることになります。
私は、勇気ある選択として支持します。
ボディ色は、上級グレードで8色用意されるようです。
スーパーホワイト・プラチナホワイトパールマイカ・シルバーメタリック・アティチュードブラックマイカ・エモーショナルレッド・ダークブルー・アッシュ・マスタードです。
内装色は4色から選べます。
リアシートのドアノブは、CH-RのようにCピラーの位置につきます。
ティザー映像を使うということはデザインには相当自信があることが伺えます。
11月16日13:30にワールドプレミアがありました。
車好きをワクワクさせてくれる企画でした。
コンセプトは「Hybrid Reborn(ハイブリッド リボーン)」、キーワードは「一目惚れするデザイン」と「虜にさせる走り」です。
確かにとてもカッコいいです。
まるでスポーツカーです。
こんな車に一度は乗ってみたいです。
新型プリウス プロトタイプ
出典:トヨタ
新型プリウス 2.0L HEV プロトタイプ (色はアッシュ)
出典:グローバルトヨタ
新型プリウス内装
出典:トヨタ
モデリスタ 2タイプあり
出典:モデリスタ
サイズは?
新型プリウスは、車格がアップしたかと思うほどです。
見た目には、CセグメントからDセグメントへと上がるような感覚かもしれません。
ちなみに、Cプラットフォームです。
寸法は以下です。
- 先代:全長4,575mm×全幅1,760mm×全高1,470mm ホイールベース2,700mm
- 新型:全長4,600mm×全幅1,780mm×全高1,430mm ホイールベース2,750mm
全長で25mm、全幅で20m大きくなりましたが、数値以上に感じられます。
RAV4からハリアーになるような感覚でしょうか、、、
カローラよりも一回り大きい車です。
全高は40mm低くなり、トレンドの5ドアクーペとなりました。
カムリの全高が1,445mmですので、カムリより以上にスマートな車に見えます。
大きくなったけれどもシャープな印象のベンツCクラスが1,440mmですので、その辺りを意識しているようにもみえます。
出典:グローバルトヨタ
パワートレインは?
パワートレインの中心は、ノア・ヴォクシーに採用されている第5世代ハイブリッドシステムのようです。
小型化されたリチウムイオン電池で信頼のTHS-Ⅱと1,8L直4エンジンの組み合わせです。
さらにレクサスUXに採用されていた2,0L直4エンジンハイブリッドも追加される見込みです。
- 1.8L ハイブリッドシステム システム最高出力:103kW(140PS)
- 2.0L ハイブリッドシステム システム最高出力:144kW(193PS) 従来比1.6倍
- 2.0Lプラグインハイブリッドシステム システム最高出力:164kW(223PS) 0-100㎞/h加速で6.7秒をマーク EV走行距離50%以上向上 日常生活の大部分をEV走行だけでカバーできるようバッテリー性能を向上
出典:トヨタ
ちなみに19インチ(195/50R19ヨコハマブルーアースGTタイヤ)と17インチアルミホイールが標準装備される見込みです。
プラグインハイブリッドも刷新され、EV走行航続可能距離100kmになります。
E-Fourも選べます。
それらのシステムが、熟成されて登場するようです。
電気自動車はまだまだ安心して乗れる環境にはなっていません。
そんな中、ハイブリッドシステムは人気が衰えることはありません。
デザインも刷新されて、「愛車」としての新型プリウスの人気も上昇するはずです。
ハイブリッドシステムの車は、市街地での走行時に、もたつきなくキビキビと走行してくれます。
リチウムイオン電池が採用されています。
高速での走行時には、モーターよりもやはりエンジンの力強さが必要になります。
新型には、2,0Lも追加されるということですので、余裕を持って長距離移動することができます。
1.8Lハイブリッドには、法人専用車「X」・キント専用車「U」が設定されるようです。
2.0L プラグインハイブリッドシステム(プロトタイプ)
出典:トヨタグローバル
燃費は?
空気抵抗もさらに改善されるようです。
燃費改善と操縦安定性向上が見込めます。
ボディの床下面にあえて段差をつけて空気の流れを与えて、接地性能を高めています。
運転席のシートに静電気除去機能をつけることで、車体のスムースな空気の流れを作るそうです。
燃費は先代と同等程度ということです。
ヤリスハイブリッドXがWLTCモード燃費36.0km/Lで、1.8Lハイブリッドでどのくらい出てくるでしょうか、、、
2.0Lも期待が高まります。
トヨタは40km/Lを目指すという噂もありましたが、燃費よりも走りを優先させてきました。
燃費重視の方には、残念でした。
一方で、どんな走りを見せてくれるのか楽しみになってきました。
下の動画は、新型プリウスの走行シーンの動画です。
最初CGかと思いましたが、本物のようです。
とても綺麗な走りを見せてくれます。
走行シーン
出典:YouTube
安全装備は?
みなさんのお待ちかね、足踏み式パーキングブレーキを電動パーキングブレーキに改善されます。
ブレーキの定位保持機能がつきます。
その他にも走行安全のための装備を充実しています。
プロアクティブドライビングアシスト・第三世代トヨタセーフティーセンス採用です。
トヨタ初採用の「イルミネーション通知システム」が採用されています。
トヨタセーフティーセンスと連動していて、アラームが鳴る前にイルミネーションが点滅し、注意喚起されます。
現状の技術で世界最上級の運転アシストの装備が採用されています。
静電気防止機能のついた運転席のシートで、疲れにくくなっているようです。
運転するときのストレスは軽減され、運転することに集中できます。
そして運転することを楽しめる車に仕上がっています。
豊田章男社長の「もっといいクルマを!」という掛け声はトヨタ車内によく響いていると思います。
ここのところ発売される新型車は本当によくなっています。
新型プリウスも本来の目的の燃費の良さは追求されています。
その上で、デザインがカッコ良くて、運転する楽しみを味わえる車が出てきました。
期待が膨らみます。
新型プリウス プロトタイプ
出典:トヨタ
新型プリウスと思われるスパイショット
出典:MOBY
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