若隆景渥(わかたかかげ あつし)関は、2022年3月大阪場所(3月27日)、幕内初優勝を決めました。
そこで、今回若隆景渥関の強さの秘密、奥さん、ご両親、お祖父さん、ご兄弟、四股名の由来や収入、出身校や経歴、大関昇進などについて気になったので調べてみました。
みなさんと一緒に確認していきましょう!
若隆景関 結婚 奥さんは?
若隆景関は2019年1月27日初場所千秋楽パーティーで、2018年5月23歳のとき、年上で介護士の女性 沙菜さんと結婚していたことを発表しています。
若隆景関によると、東洋大在学中の約3年前(2016年1月頃)から交際していたということです。
同時に次女が誕生したことを発表されています。
2020年1月には3人目の長男さん誕生、2021年2月には4人目の三女さんが誕生しているようです。
次女さんが2018年か19年、長男さんが2020年、三女さんが2021年に誕生しています。
下3人のお子さんが年子の可能性もありますが、どうでしょう、、、
下の漫画は、荒汐部屋の「荒汐日和」です。
ちょっと気になるのは、奥さんと3年前から付き合っていたのであれば、長女さんが1歳か2歳のはずですが、どうもそうではなさそうです。
高校生くらいでしょうか、、、
そうすると若隆景関が8歳以下の時のお子さんということになるので、奥さんの元の配偶者との間のお子さんを引き取られたのかもしれません。
養女さんかもしれませんが、何れにしても姦しくも賑やかなご家庭でしょうね。
若隆景関のご両親 お父さんは? お母さんは? お祖父さんは?
お父さんは、大波政志さん(55歳)で、元力士で若信夫関(わかしのぶ 立田川部屋)、最高位は幕下五十一枚目だったようです。
1967年4月1日生まれ 174.0センチ 108.5キロ 小兵力士として1983年に入門し6年間活躍後1988年7月 21歳の時に引退されてます。
現在は福島県で「ちゃんこ若葉山」を経営されています。
お母さんは大波文子さん、元小結 若葉山の娘さんで、大波政志さん(若信夫関)と結婚されました。
現在は、ご主人の大波政志さんと「ちゃんこ若葉山」を経営されています。
お祖父さんは、青山貞雄(旧姓 岩平)さん、元小結 若葉山貞雄関(時津風部屋)で、12代錣山(しころやま)を襲名しています。
大波文子さんは娘、若隆元、若元春、若隆景の三兄弟は孫にあたります。
- 1922年11月9日中華民国生まれ
- 1942年1月場所で双葉山相撲道場から初土俵
- 1951年7月場所に小結への昇進
- 1961年1月場所で引退
- 1989年から名古屋市で「ちゃんこ若葉山」を経営
- 1993年 店で板前として働いていた元若信夫(わかしのぶ 元幕下・立田川部屋)関と娘の文子さんが結婚
- 1997年 店を閉店し、娘夫婦が住む福島市に転居
- 会社勤めをしていた元若信夫関が福島市に「ちゃんこ若葉山」を開店
- 2001年1月17日 逝去
若隆景関は、常々お祖父さんの最高位の小結を目標としていたと答えており、関脇に昇進したことにとても喜んでおられました。
子供の頃、車椅子に乗ったお祖父さんのお姿を思い浮かべて、感慨もひとしおのことと思います。
若隆景関にはさらなる高みを目指して欲しいと思います。
二人のお兄さんたちは?
若隆景関には、二人のお兄さんがいらっしゃいます。
一番上のお兄さんは、福島県福島市出身で荒汐部屋所属の若隆元渡関(わかたかもと わたる)で、本名は大波渡(おおなみ わたる)さんです。
1991年12月29日生まれ、30歳ですので、若隆景関からみて3歳年上です。
身長184cm、体重117kg、血液型はO型です。
番付最高位は東幕下7枚目(2018年9月場所)です。
二番目のお兄さんは、若元春港関(わかもとはる みなと)で、本名は大波港(おおなみ みなと)さんです。
1993年10月5日生まれ、28歳ですので、若隆景関からみて1歳年上です。
高校時代に東日本大震災に被災して、高校の土俵が使えなくなった時に弟の渥少年(若隆景関)と一緒に兄の渡さん(若隆元関)のいる荒汐部屋(東京都)で稽古をした。
身長187cm、体重143kg、血液型はO型です。
番付最高位は西前頭9枚目(2022年3月場所)です。
三兄弟は、上から、渡、港、渥さんです。
お父さんが若隆景関が優勝したことで、手記を発表された時に以下のように書いておられました。
大きな波を「渡」ってどこまでも突き進み、どんな波も「港」で受け止める。
渥にはその大きな波を「つかんで」ほしいとの願いがある。
三兄弟の四股名の由来は?
四股名は、戦国武将 毛利元就の3人の息子たちで、長男 毛利隆元、弟 吉川元春と小早川隆景から名前を取っている。
祖父の若葉山と父の若信夫から「若」を譲り受けて、2017年5月場所から「若隆元」「若元春」「若隆景」と名乗っている。
いわゆる「三本の矢」の物語の現代版としてとても夢があります。
一本の矢ではすぐに折れてしまう。
二本の矢でも強くはない。
三本の矢を束ねれば、簡単に折れることはない。
三兄弟の結束や、いかに、、、
若隆景関の2021年の収入は?
月給は、横綱300万円、大関250万円、関脇と小結180万円、前頭140万円、十両110万円です。
2021年の若隆景関の番付は、以下です。
一月場所:西前頭2枚目
三月場所:西前頭2枚目
五月場所:東前頭筆頭
七月場所:東小結
九月場所:東前頭3枚目
十一月場所:西前頭筆頭
小結2ヶ月、前頭10ヶ月ですので、180万円×2+140万円×10=1,760万円です。
技能賞が三月場所と五月場所の2回あります。
殊勲・敢闘・技能賞の三賞の賞金額は、それぞれ200万円ですので、200万円×2=400万円です。
懸賞金は、 112本獲得していて、一本7万円のうち3万円分が力士の手元に残るということですから、3万円×112=336万円です。
ちなみに照ノ富士関は、1,304本獲得の3,912万円です。
こうして比較してみると若隆景関にはまだまだ懸賞金を大きく増やせる可能性が感じられます。
2021年に関しては、月給合計1,760万円+三賞賞金400万円+懸賞金336万円=2,496万円となります。
大関や横綱は、さらに昇給します。
しかし結果が出なければ、体を張っている割には、少ないようにも感じられます。
ただ、強くなれば稼げます。
白鵬関は、入門から引退まで30億円以上稼いだのではないかとの試算もあります。
若隆景関には今後の活躍を期待しています。
優勝は?
若隆景関のこれまでの優勝を見てみます。
アマチュア時代の大きな大会では、高校3年生の時の「全日本ジュニア体重別相撲選手権大会100kg未満級(2012年)」の優勝と、「東日本学生相撲個人体重別選手権大会115kg未満級(2015年)」の優勝があります。
大相撲入門後は、三段目優勝、 幕下優勝と順調に勝ち進んでいきます。
そして待望の幕内優勝です。
確かにアマチュア時代は、なかなか優勝には手は届きませんでした。
その時のコンプレックスが、大相撲入り後に良い意味でモチベーションとなっていました。
今や二人の兄を追い抜いて、大関が狙える位置まで来ました。
すでにもう強いのですから、自信とプライドをもって土俵に上がって欲しいと思います。
次に優勝するときは、大関昇進かもしれません。
そして優勝を重ねて、横綱になり、大横綱になって欲しいと願っています。
若隆景関の経歴は? 大関昇進は?
アマチュア時代
- 2000年 わんぱく相撲教室の県北相撲協会(福島県)で相撲を始める(小学校1年)
- 2012年 全日本ジュニア体重別相撲選手権大会100kg未満級 優勝(高校3年)
- 2012年 世界ジュニア相撲選手権大会 団体優勝 個人(軽量級)2位(高校3年)
- 2014年 東日本学生相撲個人体重別選手権大会115kg未満級 3位
- 2015年 東日本学生相撲個人体重別選手権大会115kg未満級 優勝(大学3年)
- 2016年、全日本大学選抜相撲宇和島大会 団体優勝
- 2016年 全国大学選抜相撲宇佐大会 団体優勝
- 2016年 全日本大学選抜相撲十和田大会 個人第3位
- 2016年 全国学生相撲選手権大会 団体優勝 個人準優勝
大相撲入門後
- 2017年 荒汐部屋(あらしおべや)へ入門
- 2017年 3月初土俵
- 2017年 5月場所 7戦全勝で三段目優勝
- 2018年 1月場所 東幕下17枚目で7戦全勝 幕下優勝
- 2018年 5月場所 十両に昇進
- 2019年 11月場所 東前頭16枚目 新入幕
- 2021年 3月場所 大関貴景勝と大関正代に勝利 技能賞受賞
- 2021年 5月場所 東前頭筆頭で勝ち越し 技能賞受賞(2場所連続 2回目)
- 2021年 7月場所 小結に昇進 新三役
- 2022年 1月場所 9勝6敗
- 2022年 3月場所 関脇に昇進 新関脇
- 2022年 3月場所 優勝 12勝3敗(優勝決定戦で大関髙安を破る)
大相撲 若隆景ー髙安<令和4年三月場所・千秋楽>
出典:YouTube
小学校一年生から相撲を始めるが、高校3年生の「全日本ジュニア体重別相撲選手権大会100kg未満級」で優勝するまでは、目立った成績は残せていません。
実際に、身体は小さくて細くて、弱かったようです。
そのときのトラウマがあるのか、現在でも「自分は身体が小さい」と言っています。
身長は182cmですから、平均身長184cmの相撲界では大きいとは言えませんが、決して小柄という程ではありません。
確かに横綱照ノ富士関の190cmには及びませんが、大関御嶽海関は180cmですし、大関貴景勝関は175cmです。
大型化する現在とは時代が違いますが、昭和の大横綱千代の富士関は、身長183cm、127kgでした。
若隆景関も127kgですから、体重は同じです。
現在の平均体重は、千代の富士関が活躍した頃と比べると、平均体重は20kgほど増えて、164kg程度だそうです。
私の勝手な希望としては、若隆景関には脂肪ではなく筋肉で20kg程度体重を増やして欲しいと思っています。
今のようにスピードを生かせるような体型のまま体重を増やしてもらいたいです。
その方が、若隆景関の持ち味を生かせると思うからです。
関脇に満足することはないと思いますが、私はまず大関、そして横綱として土俵に上がる姿を見たいのです。
若隆景関のプロフィール
- 名前: 若隆景渥(わかたかかげ あつし)
- 本名: 大波 渥(おおなみ あつし)
- 出身: 福島県福島市
- 生年月日: 1994年12月6日(27歳)
- 身長: 182 cm
- 体重: 127 kg
- 血液型: O型
- 得意技: 押し出し 寄り切り
- 学歴: 東洋大学(法学部企業法学科) 松韻学園福島高等学校 福島市立信夫中学校(しのぶちゅうがく) 福島市立吉井田小学校
- 所属: 荒汐部屋(あらしおべや wikipedia)
- 好物: 寿司
- 趣味: 魚をさばくこと 映画鑑賞 ワンピースを全巻集めている ジャンクSPORT鑑賞
福島県福島市出身で、2011年3月11日の東日本大震災の時は、16歳で高校生のときに被災しています。
通っていた松韻学園福島高等学校の土俵が壊れたため、大相撲入りした長兄が所属している荒汐部屋で、次兄の港さんとともに、一ヶ月間避難生活を送ったそうです。
ちなみに二人の兄も松韻学園福島高等学校を卒業しています。
出身地の福島では、2022年3月16日に震度6弱の地震が発生しており、両親が経営するちゃんこ料理店「ちゃんこ若葉山」も食器やグラスが割れるなどの被害がありました。
福岡市民も不安になっているところでしたが、2022年3月場所で優勝したことで、被災した市民に大きな元気を与えることができました。
若隆景関自身も自覚されているようで、日頃から被災者の気持ちを背負って土俵に上がっているようにも見えます。
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